37.jpg「シューシャインボーイ」で運転手役を演じる柳葉敏郎さん。右は西田敏行さん。作品は「ソウル国際ドラマアワード2010」でグランプリを受賞した

2010年11月26日

映画やドラマ、音楽など最近、韓国のエンターテインメント界が元気です。先日、その一端に触れる機会がありました。

9月のはじめ、「ソウル国際ドラマアワード2010」の授賞式に出るため、初めて韓国へ行きました。西田敏行さんと共演したドラマ「シューシャインボーイ」がノミネートされたからです。

「シューシャインボーイ」は、テレビ東京の開局45周年ドラマスペシャルとして、今年の3月に放送されました。戦災孤児から身を興した食品会社の社長(西田敏行)、銀行のリストラ担当から転職した運転手(柳葉敏郎)、新宿のガード下で靴磨きをする元日本兵(大滝秀治)らの友情や生き様を通じ、戦後の日本を問う作品です。

授賞式は、進行に無駄がなく、きっちりしているという印象を受けました。といっても型にはまっているのではありません。華やかさを失わずに、それぞれの出演者を尊重して進めていく。2時間以上、座ったままでしたが、時間を感じさせない、素晴らしい演出でした。

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当初、授賞式の会場へはレッドカーペットを歩いて入場する予定でした。あいにくの雨で実現しませんでしたが、中止を切り出すタイミングがとても上手でした。

何度もスタッフが状況を報告に来てくれるのですが、中止するとは言いません。期待しつつ待っていると、ぎりぎりになって「やっぱり、できません」。それを天気のせいにせず、自分たちが悪かったかのように言うんです。盛り上がった雰囲気を壊さない心配りに感心しました。

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「ソウル国際ドラマアワード」は今年で5回目になり、世界43カ国から172作品が出品されました。大ヒットした韓国ドラマ「IRIS(アイリス)」もノミネートされています。

授賞式では、なかなか名前が呼ばれず、「どうしたのかな」と思っていました。でも、見応えのあるイベントを最前列の席で見させてもらって、「これだけでも来たかいがあった」などと考えていたら、まさかのグランプリです。本当に驚きました。

これまでに頂いた賞は、男優賞や新人賞など個人に対しての賞でしたし、自分のことだから、手応えは何となく感じました。今回は作品全体を評価してもらったという意味で、今まで感じたことのない新鮮な喜びがありました。

そう言えば、母はこの作品を見て、ぼそっと「いい作品だね」と言ってくれました。母の世代と自分たちの世代、それにもう一つ下の世代まで、世代を乗り越えて共感してもらえる作品だと、そのひと言で確信を持ったことを思い出しました。この作品にかかわれて、本当によかったと思っています。

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「シューシャインボーイ」は来年1月3日午後3時5分から、秋田朝日放送で放送される予定です。

柳葉敏郎さんの「かだろ」は、毎月第4金曜日に掲載します。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000251011250001

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