39.jpg新作映画の完成報告会に臨む柳葉敏郎さん=東京都千代田区

2011年02月25日

秋田市のJR秋田駅近くで再開発工事が進んでいます。総事業費約140億円をかけて、来春には商業施設や県立美術館などが完成する予定です。

でも、果たしてこれが最善の税金の使い道でしょうか。中心市街地の活性化が目的だと言うけれど、こういう箱ものを建てて、投資に見合った効果が得られるのか。納税者のひとりとして、首をかしげざるを得ません。

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商業的な観点でものを考えることから、脱皮する必要があるのではないでしょうか。かつてのにぎわいをもう一度取り戻すため、ここはあえて外側から固めてみてはどうでしょう。

秋田はがんで亡くなる人が多い。再開発地区には、がん治療専門の機関をつくったらどうでしょう。患者さんは喜ぶし、県の医療レベルも上がる。全国からの注目も集めると思います。

「がんセンター」ができれば、人が足を運び、飲食店などのお店への需要も増える。いま現在、苦しみ、困っている人たちのためにお金を使うことで、がんの死亡率を減らし、結果的に商業も発展していく。時間はかかるかもしれませんが、最終的にみんなのためになることです。

がんの早期発見には健康診断が大切です。昨年、久々に受けてみて思ったのは、自分の体のことを知るためにも定期的に受診したほうがいいということ。だからこそ、信用のおける施設や医師が欠かせません。

秋田の人は我慢強い。僕も「よく痛がらないですね。我慢強いですね」と医者からごくごく最近、言われたことがあります。でも、自分の体とはいえ、「これぐらい大丈夫」と過信しては危険です。まずは、その意識を変えなくてはいけないと思います。

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地元・刈和野(大仙市)の駅前も、昔と比べれば寂しいものです。最近、ちょっとしたイベントなど新しいことをやろうと町内の青年部で頑張っています。自分の背負える責任、許容範囲の中で、動いていくつもりです。

昨年は、ビアガーデンを再開しました。数年前まで公民館を借りてやっていて、かなり規模も大きかったんですが、収支が合わず、やめていたそうです。あくまでボランティアで、黒字になったら、それはご褒美。そんな姿勢で続けていければと思います。

目に見える成果を期待されがちですが、何でもすぐには変わりません。小さいことでもいいから、与えられた環境の中で、少しずつ、地味にやっていくことが大切です。

目の前のことに対して、ごまかしながら対処するのではなく、10年先、50年先、次の世代のことを考えて、続けられることをやる。結果を数年先に求めてしまうと、土台ができないまま、終わってしまう気がします。

新しいことを始めるときは、批判を受けることもあるでしょう。それを覚悟で、勇気を持って踏み込んでいきたいと思います。

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柳葉敏郎さんの「かだろ」は、毎月第4金曜日に掲載します。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000251102250001

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