32.jpg映画の記者会見で、質問に答える柳葉敏郎さん=東京都港区

2010年03月26日

今や小学生でも持つようになった携帯電話。小、中学校では、学校への持ち込みを禁止しているところが多いようです。

でも、共働きの家庭などの場合、連絡をとるために必要なこともあるでしょう。最近は、公衆電話も減っています。問題は、禁止するかしないかではなく、要は使い方なのではないでしょうか。

妹の子どもたちは、中学生のときに携帯電話が欲しいと言い出しました。その際に話したことは、「買ってもらってもいいと思うけど、自分の使った分は自分で払うこと。大人はみんな、そうしている。お前たちも、お年玉やお小遣いをもらっているんだろう。それで払えるなら、使えばいい」。

何でもかんでも携帯電話を使っていたら、とんでもない金額になる――。まず、それを大人がちゃんと教えなくてはならないと思います。便利になればなるほど、自分の背中にかかってくる責任も重くなる。「使えるから、ラッキー」「便利だから、OK」では駄目です。

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携帯ゲーム機も同じじゃないでしょうか。遊び方を教えるのは大人。親がいい加減に使っていると、子どももいい加減に使うようになってしまいます。

携帯ゲーム機の場合、友達みんなが持っていると、1人だけ買わないわけにはいかないこともあるでしょう。そんな時は、親同士が話し合って、一緒にルールをつくっていくのも一つの手だと思います。

娘にも、小学校3年生の時に買ってあげました。周りの友達が持つようになって、欲しくなったみたいです。うちの家に友達が集まる場合は、みんなで一緒に遊べるように、携帯ゲーム機は持ってこない決まりにしています。

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携帯電話に象徴されるように、今は、いろいろな情報が手軽に手に入ります。また、それがトラブルを招く結果につながる場合もあります。

世の中、無駄な情報が多すぎる気がします。情報は、あくまで情報でしかありません。自分の考えや方針との接点を見つけることで、初めてその情報は生きてくる。情報だけに乗っかって動いていたら、そのうち自分が分からなくなってしまうでしょう。

親から得る情報よりも、社会の情報を頼りにしてしまう。それは、決して良いことではありません。そのために、親子同士の会話や親への尊敬の念、感謝の気持ちが、おろそかになってはいないでしょうか。

自分の場合、知識として必要な情報は採り入れてきましたが、そこに乗っかるのは嫌でした。はやりというものに乗っかるのが大っ嫌いでした。異端児と言われることもありましたが、褒め言葉として受け取ってきました。

最近、小学生向けの雑誌を見て、びっくりしました。昔と違って、とても子どもの本とは思えない内容です。あふれる情報の中から、必要なものを絞り込むことを教えるのも、大人の役目だと改めて思いました。

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柳葉敏郎さんの「かだろ」は、毎月第4金曜日に掲載します。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000251003260001

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